桜堂 食の知恵袋 No,11 「薬膳・夏の養生について②」

【食:No.11】
今日は「薬膳・夏の養生について②」をお伝えします。
「心(心臓)」を守り、「脾(胃腸)」の働きを低下させない。
湿度に加えて本格的な暑さが加わるこの季節。
自然界にあるエネルギーが盛んになり、カラダは熱の影響を受けてカラダには大きな負担がかかります。
これを薬膳では【暑邪】といいます。
暑さが増すこの季節は、消化吸収に関わる「脾(胃腸)」と「心(心臓)」が弱りやすくなります。
カラダの中にこもった熱を発散し、気を補うことで夏バテしないカラダ作りへと繋がります。
◆暑邪でおこる主な症状
□発熱
□熱射病
□多汗
□脱水症状
□息切れ
□動悸
□疲労
□夏バテ
□肌や髪のパサつき
◆この季節の過ごし方
・カラダの熱を冷まし、水分代謝をあげる
・消費したエネルギーを補う
・塩分を補う
◆カラダの熱を冷ましてくれ、利水を促す食材【清熱】
きゅうり・トマト・ナス・レタス・小豆・はと麦
ゴーヤ・チシャ・シソ・ミョウガ・セロリ
枝豆・インゲン豆・アオサ・マンゴー・アサリ・ししゃも・コーヒー
◆気のエネルギーを補う【建脾】
・豆類・穀物類
粟・米・とうもろこし・さつまいも・ジャガイモ・山芋
大豆・ひよこ豆・空豆・枝豆・ぶどう・人参・ほうれん草・ブロッコリー
鱧・鯖・鯛・牛肉・レバー
大量の汗をかくことで、自然とエネルギーが消費されエネルギー不足になりがちです。
豆類・穀物類は胃腸の機能を高め、消費したエネルギーを補ってくれます。
◯注意すること
・甘いもの・冷たいものの摂りすぎは胃腸の消化吸収に負担がかかります。
取りすぎには引き続き注意しましょう。
・食欲がないと感じた時は無理をして食べないことも大切です。
胃腸が弱っているサインかもしれません。
夏バテしないようにと無理して食べてしますと逆効果。
ゆっくり胃腸を休めてあげることも時には必要です。
次の季節を迎えるための体内の準備をする、ことが薬膳です。
ご自身のカラダの声を聞いて、毎日の食生活の小さな意識をかえ、生かしてもらえたら嬉しいです。
夏の養生を取り入れてみて下さいね。
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